お詫び: 『給水塔と赤い屋根』 発行すこしだけ遅れます


 5月中発行を目指していた電書『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』(無料・EPUB版)、日々作業を進めてきましたが、諸事情からどうしてもその期限に間に合わなくなってしまいました。
 これまでに執筆のご協力を頂いたり、貴重な写真をご提供下さった方々、そして何より本書の発行を心待ちにして下さっている皆さんに、お知らせしていた期日にご披露出来なくなってしまったことを心からお詫びいたします。本当に申し訳ありません。
 現在、6月上旬発行を目指し、ラストスパートをかけております。
 どうかもう少しお待ち頂けると嬉しいです。

 現在も1日1日、風景が変わっていく阿佐ヶ谷住宅です。アサガヤデンショに集まった何年も前の風景写真や、つい2ヶ月前まで満開だった桜の写真を眺めながら、改めて特別な場所だったのだということを実感します。そしてそれを多くの方にも知ってもらうために、或は心の中に同じ様な場所を持っている方に読んで頂くために、何とかしてこの本を完成させたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』 はこんな本になります

こんにちは。
電書『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』(無料・EPUB版)、現在メンバー全員一丸となって作業中であります。ミーティングを重ねながら、これまでに集まった沢山の資料をまとめ作業を進めていく中で、新しいアイディアが生まれたり、あれもやりたいこれもやりたいとどんどん欲が出てきてしまいました。
...そんな訳で当初予定していた4月中発行が1ヶ月先に延びる事になりました。楽しみにして下さっている皆さん、本当にごめんなさい。私たちにとっても、そして何より阿佐ヶ谷住宅を愛してこられた方々にとっても大事な1冊を作りたい。その過程のひとつひとつを大切にしながら、焦らずじっくりと皆で作り上げていきたいと思っているのです。どうかもうしばらくお待ち頂けたら嬉しいです。

そのお詫びといってはなんですが、予告編PVが完成しました。
実際に阿佐ヶ谷住宅に訪れた事がある方もそうでない方も、ぜひ耳を澄ませてあの場所に流れる空気を感じとってみてください。


さて、予告編と共に肝心の本書のコンテンツをご紹介します。

1.はじめに

青梅街道からの坂を下って、阿佐ヶ谷住宅にたどり着くとゆったりとしたカーブの道から見える給水塔と赤い屋根。緑豊かな善福寺川緑地から伸びやかに続く植物に覆われた阿佐ヶ谷住宅は、いつでも私たちを優しく迎えてくれるような気がしました。(本文より)

2.阿佐ヶ谷住宅とは

もともと阿佐ヶ谷住宅の敷地は、善福寺川沿いの成宗田圃と呼ばれる田園風景が残る一帯でした。風土派の津端氏、造園の田畑氏が巧みに地形を読み取り、周りの風景に馴染むよう全体計画がなされました。(本文より)

3.風景/春

 毎年桜の季節が近づくと「今年もどうやら見られそうで良かったですね」が皆の合い言葉でした。もちろん桜だけではなく、色んな植物が一斉に芽吹く春の阿佐ヶ谷住宅は1年のうちでも特別な季節です。

4.緑の記録

 阿佐ヶ谷住宅の魅力を語る時に欠かせないのは、長い年月をかけて自由に伸び伸びと成長を遂げた植物たち。変わっていく風景を記録に残したい、植物たちをどこか別の場所に移植出来ないだろうか。そんな気持ちから始まった阿佐ヶ谷住宅の緑の記録。

5.緑はつづく(仮)

 いろんな人の手で、いろんな場所に巣立っていった阿佐ヶ谷住宅の緑とその後のリポート。

6.風景/夏

花も葉も光も全てが色濃くなる季節。写真から漂ってきそうな「草いきれ」を感じて下さい。

7.暮らし

 住人だった方々の日々を写真と言葉で綴ります。
 テラスハウスの中の風景。そしてそこから見えた外の風景。

8.風景/秋

 穏やかになった日射しが作る長い影と高い空。のんびり散歩しながら仰ぎ見る赤、黄、橙色。

9.俺たちの阿佐ヶ谷住宅(仮)

 阿佐ヶ谷住宅で長い年月を過ごされたKさんと、アサデンメンバーで住人でもあった木村、発行人小嶋の3人による都内某所で催された男だらけの阿佐ヶ谷住宅鼎談。お酒を交え、よってたかって「俺たちにとっての阿佐ヶ谷住宅とは何だったのか」を語り尽くします。

10.いきものたち

 阿佐ヶ谷住宅に暮らしていたのは人間ばかりではありません。
様々ないきものたちもまた、阿佐ヶ谷住宅を作り上げた立役者でした。ひょっとしたら人間よりも阿佐ヶ谷住宅を知り尽くし愛してきた彼らのおはなし。

11.風景/冬

 多くの植物たちが次の出番に備えて寡黙になるこの季節。けれど空の青は他のどの季節よりも澄んでいて、たてもの、遊具、木々の輪郭を美しく浮かび上がらせるのです。

12.前略、阿佐ヶ谷住宅

 住人だった方々、縁のある方々が思い思いにしたためる阿佐ヶ谷住宅へ贈るお手紙。

12.おわりに


13.奥付

 以上が、あくまで現在予定しているコンテンツです。
「あくまで」というのは、これから増えていく可能性があるということです。例えば今回沢山の方々に寄稿をお願いしているのですが、その全てが発行日までに揃わないかもしれません。けれどページ数や印刷行程の制約のない「電子書籍」という性質上、そこで原稿を「落とす」ということはしません。後でその都度増やしていきます。書いてくださる方々にも沢山の想いがあるはずで、何かに急かされる事なくじっくりと筆を進めて頂きたいのです。もちろん内容に変更が出る際はその都度お知らせします。どうぞご了承ください。

電子書籍とは、しいていうなら「だだっ広い原っぱ」の様なものだと思います。1人だろうと沢山の友達を連れて来ようと、好きな遊具で遊んだり、追いかけっこしたり、木に登ったり、花を愛でたり、寝転がってただ空を見上げたり、幾通りもの過ごし方があり、またそれを受け入れてくれる場所。まるでこれまで多くの人達を受け入れてきた阿佐ヶ谷住宅の中央広場の様です。
今まで電子書籍に馴染みがなかったという方も、そんな気持ちで5月を楽しみにして頂けたらなあと思います。

給水塔と赤い屋根 〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜<予告編>間もなく公開

「ページを開くと浮かんでくる。
 あの日、見上げた給水塔と緑の中からのぞく赤い屋根。
 50余年のありがとうを込めて。」


(『給水塔と赤い屋根』まえがきより)

 長らくご無沙汰しておりました。アサガヤデンショから久しぶりの新刊(の予告編)のお知らせです。

 まずはこちらをご覧下さい。


「電書」と「伝書鳩」という何のヒネリもなく生まれたこのキャラクターがちょこんと腰掛けている台のようなもの、これは阿佐ヶ谷住宅の給水塔をモチーフにしています。
 阿佐ヶ谷住宅とは、東京都杉並区成田東にある1958年に日本住宅公団により分譲された集合住宅です。
 いわゆる「団地」と比べ、全体が非常に有機的に計画され、完成から50数年たった現在では、様々な植物が生い茂り、東京23区内とは思えないような環境が育まれています。
 阿佐ヶ谷住宅を特徴づけるのは、前川國男建築事務所が設計した赤い三角屋根のテラスハウスはもちろんですが、緩やかにカーブを描く道路、パブリックともプライベートとも言いがたいのんびりとしたコモンスペース、それぞれの建物へ続く小径などからなる大らかで自由な雰囲気です。テラスハウスの専用庭やコモンスペースには、住民たちが思い思いに植えた樹木や植物が四季折々いろんな表情を見せてくれます。その他にも善福寺川阿佐ヶ谷住宅に住む鳥たちが運ぶ種からも多くの植物が育っており、当初10〜15種類だった植物は、100種類以上に増えています。そんな環境の中、野鳥はもちろん、タヌキやネコ、アオダイショウなど人間以外の動物たちも住み着いています。
 阿佐ヶ谷住宅は過去にも様々なところで取り上げられる事も多く、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。その一方で、阿佐ヶ谷に暮らしながらもいまだに知らないという方も少なくないという、ちょっと不思議な存在です。そんな阿佐ヶ谷住宅に、老朽化を理由とした再開発計画が持ち上がったのはもう随分前のことでした。
 年齢職種もバラバラな私たちが、阿佐ヶ谷を拠点とした、阿佐ヶ谷にまつわる電書グループを発足したのが今から2年前。いつか無くなってしまうかもしれない風景を少しでも形に残したいと、阿佐ヶ谷住宅のシンボルである給水塔を先のマークに取り入れました。つまりアサガヤデンショとは阿佐ヶ谷住宅を好きな人の集まりでもあったわけです。
 いつか無くなってしまうかも。
 その「いつか」が「今」訪れようとしています。この春、長く保留状態だった阿佐ヶ谷住宅の再開発が本格始動されることになったのです。その知らせを聞き、阿佐ヶ谷住宅に住んでいたメンバーの呼びかけで、私たちは集まりました。
 たとえほんのわずかな時間でも、あの場所で過ごした人の数だけ幾通りもの想いがあるはずです。けれど、その全てを汲み取ることはとても難しいことです。ならば今、私たちができることをしよう、阿佐ヶ谷住宅と、そこにまつわる人々とその暮らし、動物、植物たちの記録をかき集めて、阿佐ヶ谷住宅に贈る1冊の本を作ろう、というのが我々アサガヤデンショが出した結論でした。
 それが、この『給水塔と赤い屋根〜阿佐ヶ谷住宅のおはなし〜』(無料・EPUB版)です。
 4月下旬発行を目標に現在編集作業中。その前にまずは簡単な<予告編>を公開する予定です。公開日、ダウンロード方法などの詳細はこのブログとtwitterにてお知らせしますので、もうしばらくお待ち下さい。

「ロックな5年」の四号登場!

お久しぶりです。 5/27(日)のオトノハ朝市で、オトノハ第四号を発売しますよーっ!

今号もおいしそうでしょ、あさりとレモンの夏らしい表紙。もうね、私なんてこの表紙見ながらビール飲めますからね。(なんの自慢)(でもやっぱり本物食べながらビール飲みたいですよね)
さてさてビールは各自の判断で飲むとして、四号の紹介、いきます!

特集:オトノハ朝市 〜そこにロックはあるかい?〜

季節ごとのおもてなしや、素敵なお店との出会い。行く側も、迎える側も楽しいオトノハ朝市。その「楽しい」場を続けていくのは簡単なことではありません。朝市に関わってきたお店のみなさんにもご協力いただき、オトノハ朝市の"ロック"な5年間を振り返ります。

連載

ことのはキャッチボール
オトノハにはスタッフマニュアルがないそうです。受け身にならず、自分の頭と心をつかって動いてほしいから。はじめはおもに質問する側だったタモ子さんも、しだいに熱っぽくなってきました。
まさしの知恵袋
あの食欲そそる盛り付けの秘密に迫る豪華2ページ!器えらびから仕上げの彩りまで、店主・正史さんから丁寧に聞き出しました。美味しそう、のコツは「MKY」!
出張まかない日記
「あれっ?オトノハって中華料理屋ですよね?」と聞いてしまいそうなほど多彩なまかないメニュー。いつかお店のメニューにも登場することを熱望す!
オトノハの花
この連載で花にまつわるいろいろなことを教えてくれるミワさん。5/27(日)のオトノハ朝市でも素敵な緑のお店を出すそうです。育て方も丁寧に教えるミワさんの緑店は、毎年この季節のオトノハ朝市でも大人気。朝市に来ればきっとあなたもミワグリーンの虜になるはず。

……と、今号も盛りだくさんの1冊となりました。
電書『オトノハ』はネットでもご購入いただけます。が、ご都合つく方はぜひともオトノハのお店で、そしてぜひとも朝市でお求めいただけると嬉しいです。
そうそう、オトノハのホームページにアサガヤデンショ『オトノハ』コーナーを設けていただきました。こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。
日曜日、お待ちしてまーす!

(アサガヤデンショ H)



『オトノハ』第四号

発行:アサガヤデンショ

販売開始:2012/05/27 10:00

販売場所:南阿佐ヶ谷「オトノハ」(地図)/パブー
メディア:電書

価格:\100(店頭販売)/\120(パブー販売)

ネットでもお求めいただけるようになりました

インターネットの電子書籍サービス「パブー」にて、電書雑誌『オトノハ』各号をお求めいただけるようになりました。
http://p.booklog.jp/users/asagayadensho
これまでは「お店の雰囲気を知ってる方に読んでほしい」という方針にてオトノハ朝市や店内での手売りに限定していましたが、発行を重ねていく中で「以前買ったが他の号も読みたい」「買いに行けないけど読んでみたい」とのうれしい声をいただくようになり、インターネットでも販売をすることにしました。
「パブー」での販売価格は120円です。20円の値上げとなりますが、これでいつでもどこでもお買い上げいただけます!
なお、オトノハ店頭での電書のご注文は、従来どおり100円で販売いたします。オトノハのごはんをお楽しみの帰りにぜひともご利用ください。
ネットでも店頭でも、電書雑誌『オトノハ』をどうぞよろしくお願いいたします。

第三号もよろしくです!11月のオトノハ朝市

『オトノハ』第三号

11月の最後の週とは思えぬ暖かさだった27日(日)。今年最後のオトノハ朝市でした。
朝市にはおなじみの奥泉富士子さんの中国茶、FLUffYさんの天然酵母パン、まなお洋裁工房さんにくわえて、毎年恒例ミワさんのクリスマスリース、さをり職人・酒寄剛史さんのさをり織り、HOMEさんのパウンドケーキ、小関祥子さんのカレンダー…とゲストも年末的豪華さ。オトノハのメニューもカレー、ポテトサラダ、手羽元唐揚げ(甘辛タレ胡麻まぶし!)、海老せん、高菜炒飯、もち米焼売、自家製ラー油とウハウハ盛りだくさん。お客様もたくさんいらして、朝市は大盛況!

朝市直前のにっこり。
大盛況すぎて朝市開催中の様子を撮れませんでしたが...とにかくみなさん(お客様も、お店側も)当日を楽しみにしていただけあって大にぎわいでした。私もたっぷり散財しまして、無論ビールも飲みまして(もうこれはしょうがない、天気が良くて甘辛ダレ唐揚げがあったら飲まざるを得ない)たいへん楽しい日曜の朝でした。
電書『オトノハ』はバックナンバー含めてナント33部もお買い上げいただき...!本当に、本当にありがとうございます。ご感想、ぜひぜひお聞かせくださいませ。

店内販売もしております

「朝市に行けなかったー!」という方、カレーはもうありませんが、電書『オトノハ』なら通常営業(昼・夜)のオトノハでもお求めいただけます。店内販売について、詳しくはこちらをご覧ください。
なお現在、店頭にある申込用紙には最新号の「□第三号」が記載されておりません。お手数ですが「■第三号」を書き足してお申し込みいただきますようお願いいたします。おせち特集の第三号、この時期に読めば新年のめでたさもいっそうです。
もちろん、バックナンバー(創刊準備号・創刊号・第二号)もぜひぜひよろしくお願いいたしますっ!
(アサガヤデンショ H)

湯気たちのぼる、できたて第三号

直前のお知らせになってしまいましたが、本日11/27(日)のオトノハ朝市で電書『オトノハ』第三号が出ます!
表紙はこちら。

ヒルノハでもおなじみの五目あんかけ焼きそばでっす!何度見てもおいしそうでなあ...。ぐうう。
今号の特集は「おせち」。オトノハのおせちは今年で5回めの登場だそう。毎年いろんな趣向を凝らして新年の食卓に福をはこんでいます。 おせちって、選ぶ側の私たちも「1年のはじまりに...」と気合いが入るものですが、お店にとってもどうやら大イベントみたいです。じっくりとお話を聞いてみたら、とても"毎年恒例"に見えるイベントとは思えないパワーを感じました。来年のおせちをもう決めた方にも、迷ってる方にも、おせちもいいけどカレーもねなんてまだ言いいたい方にも、ぜひお読みいただきたい。
そして大人気連載『まさしの知恵袋』。今号は年末スペシャルとでも申しましょうか、「食材の保存法・野菜編」と題しまして、な・なんと豪華8大やさい(の保存法)! 目からウロコな知恵の数々をウフフな漫画で楽しく紹介します。アサデンメンバー内でも「これはありがたい...!」と大好評。奥さーん、これでモヤシもまとめ買いできますよ!
初回の反響も大きかった『ことのはキャッチボール』、第二回は理想と実現について。「描いた理想をいかに実現するか、実現してみた先で理想はどう変化するか」と、今回もガツンとくる読みごたえです。
『タモ子の出張まかない日記』、こちらも年末仕様でドーンと4品!もうね、今この紹介ブログを書いてる26時の空腹には酷な連載ですよ...(そもそもこの電書、どのページもおいしそうな写真ばかりで制作中もつらいんです)。 ガーリックシュリンプ、それは今すぐビールを飲みたくなる魔法。
朝市に並ぶ特製リースも大注目、のミワさん連載『オトノハの花』は、師走DEソワソワな我々の気持ちをほっと落ち着かせてくれます。私はこの植物の名前を初めて知りましたが、冬らしい凛々しさながら、春を恋いうるようなかわいらしさもある素敵な植物です。
...と、発売の数時間前に紹介するには遅すぎるほど盛りだくさんでアツアツな『オトノハ』第三号。これを読んで、手洗いうがいを怠らず睡眠と栄養を充分にとって厚着を心がければ風邪もひかないことでしょう。
年内最後の本日のオトノハ朝市から発売開始です。もちろん、通常営業のヒルノハ・ヨルノハ店頭でもお買い求めいただけます。どうぞよろしくおねがいしまーす!
(アサガヤデンショ H)



『オトノハ』第三号

発行:アサガヤデンショ

販売開始:2011/11/27 10:00

販売場所:南阿佐ヶ谷「オトノハ」(地図
メディア:電書

価格:\100
そうそう、今日の朝市ではオトノハ特製カレーも初登場だそうですよ。おせちもいいけどカレーもねなんて言ってる場合ではなく、まずはこのカレーを目指して朝市においでませ! カレーの都・阿佐ヶ谷にまた新たなカレー伝説が生まれるかもしれません。